October 04, 2007

156 AlfaDiagで不具合を調べてみる [O2センサ]

先日購入した AlfaDiag で、EXAMINERで診断された不具合が表示されるかどうかを実際に調べてみました。

まず、AlfaDiagをスタートさせて"Fault Code"という項目でエラーの発生を見ると・・・2件のエラーが出ていました。


1つ目が P0655 で水温警告灯のエラーのメッセージ
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Failed Component Code: High Temperature Warning Light
Fault Symptom: Circuit Open
Warning Lamp Status: Warning Lamp not Illuminated
Fault Test State: Test complete for this Error or not applicable.
Fault Code Storage State: Error Not Present at time of request
Event Count: 51 count
Filter Count: 0 count
Environmental Condition One: Engine Speed: 1200 rpm
Environmental Condition Two: Engine Coolant Temp: 54.4 °C
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2つ目が P0130 でラムダセンサ(=O2センサ)のエラーのメッセージ
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Failed Component Code: Lambda Sensor
Fault Symptom: Open Circuit
Warning Lamp Status: Warning Lamp not Illuminated
Fault Test State: Test complete for this Error or not applicable.
Fault Code Storage State: Error Not Present at time of request
Event Count: 42 count
Filter Count: 0 count
Environmental Condition One: Engine Speed: 2720 rpm
Environmental Condition Two: Filtered Load: 3750 uS
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各コードは、コチラで書かれている診断トラブルコード(DTCs)と同一と思われます。
ディーラーのEXAMINERでは、この他にエアフロのエラー2件とrpm センサーのエラーがありましたが記録されていないようです。ディーラーで読み出した時点でログをリセットしていると思いますので、考えられるのは2つ。

・ディーラーでのリセット後に発生していない
・AlfaDiag が読み出せない

さて、どちらなのでしょう。。。。


今回は表示された2つのエラーのうち、O2センサの動作についてクルマを走らせながらログを取ってみました。
AlfaDiagは、センサ動作のリアルタイム表示画面で動作ログを取ることが出来ます。ログ自体はCSV形式で保存されるので、持ち帰ってExcelで集計が可能です。
ログを取得する間隔は、標準では250msecとなっています。このため、4種類のセンサ動作ログを取得すると、1センサは1秒ごとにデータを取り込みます。

選んだセンサは。。。
・エンジンスピード(エンジン回転)
・水温
・λ(空燃比)
・O2センサステータス(濃い:薄いの表示)


この中でエンジン回転とλ(空燃費)について興味深い記録が取れました。

下のグラフがログをグラフ化したものです。赤:λ/紺:エンジン回転

黄色い帯の部分は高回転を回しての加速時になりますが、この時のλが1に固定されてしまっています。また赤帯の所は、3000回転程度の加速時に空燃費が極端に薄くなっています。
O2センサの電圧が敏感に反応しているのでしょうか??

余談ですが、AlfaDiagで表示される水温と水温計の温度は、かなり開きがありました。水温計の70℃のあたりでは80℃あたり。90℃の場所では95℃近辺でした。。
これはサーモや水温センサを新調してから改めて計ってみます。


次にO2センサの電圧も加えてログを取ってみました。

赤:λ/茶:O2センサ(O2センサ電圧値はグラフ内へ見やすく収めるため数値圧縮&バイアス加工してあります。実際の電圧ではありません)

すると、EXAMINER の結果で出された「ラムダセンサインテグラレーター下限値超過」と思わしきものが計測できました。記録された電圧は約8秒間 0.005ボルトでした。GNDですね。

このように目に見えるカタチで、O2センサの不具合を見ることが出来ました。

こんな感じで簡単に動作状態を調べる事が出来ましたが、AlfaDiagの使い方としてはまだまだ序の口だと思います。

奥は深そうです。。。楽しいですネ。

September 28, 2007

156 AlfaDiag (AlfaRomeo ECU診断ソフト)

前回の記事で少し触れた"AlfaDiag"について、概略ですがまとめてみました。


● AlfaDiag って何?
AlfaDiag は2001年以前の非EOBD車両を対象としたAlfaRomeo車両専用診断アプリケーションです。(有料:59.95ユーロ)※ EOBD : "European On Board Diagnostic"


● 出来ること
- ECU のシステム情報を表示
- 各センサの波形を4現象同時にリアルタイム表示&記録が可能。記録はCSV形式
- ディーラのテスター"EXAMINER"と同等のエラー記録を読み取り&記録リセット
- 各種パフォーマンス計測と動力計測が可能
- MY97エアバッグのエラー記録読み取り&記録リセット(Pin配置変換が必要)
※詳しくはAlfaDiag Featuresページを参照下さい。
※エアバッグ関連はエス☆イーさんが、コチラで記事を書かれています。


● 自分のクルマでAlfaDiagが使えるか調べる方法
- エンジン警告灯が燃料噴射中のインジェクションマーク → 非EOBD車両・使用可
- エンジン警告灯がエンジンのマーク → EOBD車両・使用不可
AlfaDiagサイトからの受け売りです。

使用可否の詳細は、車検証の「原動機の型式」と、AlfaDiag FAQページの適応表から参照下さい。おおよそ98年以降の145~欧州排ガス規制 Phase3 (EURO3)適用前の車両と思われます。


● インタフェースケーブルの入手

eBayから20ドル程度で購入可能です。
eBayの出品を見る。出品が大量な為絞り込み検索になっています。
AlfaDiag FAQでは、ISO 9141 互換のインタフェースを要求しています。
購入前に出品説明で必ず確認して下さい。
私は香港の売り手から入手しました。落札から1週間程度で到着でした。


● USB接続について
AlfaDiag では、USB接続での動作保証をしていません。
(USB接続でも動いてますけど…)
ノートPCの場合、現在販売されるほぼ全機種がシリアルコネクタ(RS232C : COM1など)を実装してないと思われます。動作保証のシリアル接続を行う場合はPCMCIA(PCカード)のRS232C I/Fなど、I/Oポートアドレスが付与される(=ハードウェアとして認識される)拡張機器での接続が必要となります。この場合インタフェースケーブルもUSBではなくRS232C対応の製品が必要となります。RS232C I/F ケーブルのeBay出品を見る


● USBインタフェースケーブルドライバのインストール
製品によって細かい差異はあると思いますが、、
- 付属のドライバCDをPCに入れる
(自動でソフトインストールが始まる場合は従う → 完了)
- ケーブルを接続する
- CDドライブを指定する
- ドライバインストール完了


● 動作確認
デモ版で動作確認をします。

事前にAlfaDiag FAQページの適応表からECUタイプを確認しておきます。

運転席のドア側コンソールの「ポケット部分のパネル」を外すとコネクタがありますので、イグニッションをオフの状態でこの車体側コネクタとPCをインターフェースケーブルで接続します。

PCを起動して、AlfaDiagを立ち上げ & イグニッションをオンにします。
最初のアプリ起動時にCOMポートの番号を指定する必要があります。これはデバイスマネージャの「ポート(COMとLPT)」で確認できます。

次に、確認したECUタイプを起動後の選択リストから選びます。

AlfaDiagの接続ボタンをクリックします。

通信を開始後、成功すると下記のような画面が表示されます。

※対応OSは、Windows XP Pro & Home, Windows 2000 です。
※Alfa Diagが動作するにはMicrosoft .NET Framework Version 1.1 が必要です。起動時にメッセージが表示されて立ち上がらない場合は、コチラから該当プログラムを導入する必要があります。(Microsoft .NET Framework Version 1.1 再頒布パッケージ & Microsoft .NET Framework Version 1.1 サービス パック 1)


● 製品版の購入&インストール
Purchase a licence for AlfaDiagページの"BuyNow"マークをクリックするとPayPalのページに飛びます。PayPalアカウントを持っている場合はこのままログインで購入可能です。

アカウントが無い場合は、"Don't have a PayPal account? Use your credit card or bank account (where available). Continue" から先に進みます。(PayPalアカウントで購入したのでこの先は不明です。ただし Continue から先の画面では"Pay with Credit Card or Log In"と表示されるので、PayPalアカウントが無くても購入可能と思われます。)ライセンスは59.95ユーロです。

購入が完了するとメールが送られてきます。この中にログインIDとパスワードが書いてあるので、AlfaDiag Supportページからログインします。そして、このページにある製品版"AlfaDiagSetup.exe"をダウンロード&インストールします。

インストールが完了したら、アクティベーションを行います。
ページ内の Licence Manager Help を参照してアクティベーションを完了させます。

これでフル機能が使用可能となります。

これは色々と使えます&遊べます(笑)
日本語Wikiページなどあると便利そうですネ。。。